CSM-Air工法とは、気泡安定液を用いCSM施工機により等厚式のソイルセメント地中連続壁を造成する工法です。
カッター先端から気泡と水(又はセメントスラリー)を吐出しながら掘削・撹拌を行い、掘削土を流動性の高い気泡安定液とした後、気泡安定液に固化材(消泡剤を添加した固化材スラリー)を添加・混合しつつ、気泡を消泡しながらソイルセメント壁を造します。
気泡安定液は土粒子、間隙水、気泡から構成され、その含水比と気泡量が適切な範囲にある場合には消泡はせず、また分離も生じません。流動性は気泡が球体であるため、土粒子等の非球体粒子間に生じる摩擦の軽減効果(ベアリング効果)によるものと 考えられています(動画:気泡による流動性と減容化を参照)。気泡安定液に消泡剤を添加した固化材スラリーを混合・撹拌 することで、気泡は消泡して地上に排出され、密実なソイルセメント壁が造成できます。
CSM-Air工法の特長
- 余剰汚泥量の低減
- 固化材量の低減
- 施工効率の向上
- 改良体品質の向上
- 環境への負荷低減
- 工事費の低減